公式情報の確認日:2026年7月23日(2027年大会の参加規約・募集情報を確認)
結論:モンゴルダービーとガウチョダービーは、数値条件を満たせば自動的に出場できるレースではありません。両大会とも18歳以上、騎乗時の服装を含めて体重85kg以下という基準があり、そのうえで応募内容と面談を通じた選考を受けます。騎乗歴「○年以上」やFEI資格などの一律基準は、現在の公式公開資料では確認できません。
出場条件の比較表
| 項目 | モンゴルダービー | ガウチョダービー |
|---|---|---|
| レース距離 | 約1,000km | 約500km |
| 年齢 | 参加規約で定義されるEffective Date時点で18歳以上 | |
| 体重 | 騎乗時の服装を含め85kg以下。公式案内では交渉不可 | |
| 身長 | 185cm以下 | 応募時に申告するが、数値上限は公開資料で確認できず |
| 携行荷物 | 5kgまで | 10kgまで。加えて補給地点用バッグを最大4個、各2kgまで |
| 騎乗経験 | 一律の最低年数・競技資格は未公表。実際の騎乗力や馬の管理能力を個別審査 | |
| 2027年参加費 | 19,000米ドル | 18,500米ドル |
年齢と参加者自身による健康・能力の保証などは2027年参加規約に基づきます。体重・身長・荷物量は主催者の公式ブリーフィングに掲載された募集案内です。規約や募集条件は更新される可能性があるため、最終的には自分が署名する規約と参加者向けハンドブックを確認してください。[1][2][3][4]
結論:数値条件を満たしても選考通過が必要
参加規約両大会とも、参加規約上のEffective Date時点で18歳以上であることが必要です。規約の定義では、Effective Dateは主催者が参加を承認した日、または大会初日の30日前のうち早い日です。したがって「レース当日までに18歳になればよい」とは限りません。[1][2]
公式案内体重上限は両大会とも85kgで、騎乗時に着る衣類を含みます。公式ブリーフィングはこの上限を「non-negotiable(交渉不可)」としています。ヘルメット、乗馬用パンツまたはレギンス、ブーツは必須装備です。水、主催者が用意する鞍・頭絡などは、ライダー体重や携行荷物の上限から除外されます。[3][4]
ただし、18歳以上・85kg以下だけで出場枠が確定するわけではありません。主催者は応募者の騎乗力、体力、野外経験、判断力、スポーツマンシップなどを総合的に見ます。
モンゴルダービー固有の条件
- 身長185cm以下:公式ブリーフィングに明記されています。小柄なモンゴル馬への負担と、用意できる馬との適合を考えた基準です。
- 携行荷物5kgまで:サバイバル用品や着替えなど、馬上で運ぶ装備の重量です。配置によってライダー体重側に数えられる装備もあるため、参加者向けの最新パッキング規則の確認が必要です。
- 約1,000km:複数のモンゴル馬を乗り継ぐ長距離レースです。自分の馬を連れて参加する形式ではありません。
応募フォームでは、身長・体重に加え、騎乗年数、現在どれくらい乗っているか、競技歴、さまざまな馬への対応、馬のケア経験、怪我や健康状態などを詳しく尋ねられます。[3][5]
ガウチョダービー固有の条件
- 携行荷物10kgまで:馬上で運ぶ装備の上限はモンゴルダービーより大きく設定されています。
- 補給バッグ:ルート上の補給地点用に最大4個、1個あたり2kgまで預けられると公式ブリーフィングに案内されています。
- 約500km:アルゼンチン・パタゴニアを舞台に、主催者側の馬を乗り継ぎます。
応募フォームでは身長を申告しますが、モンゴルダービーの「185cm以下」に相当するガウチョダービーの数値上限は、確認した公式公開資料にはありませんでした。これは「身長制限が一切ない」という意味ではなく、馬との適合を含め個別に判断される可能性があります。[4][6]
求められる騎乗経験と選考方法
公式案内が重視しているのは、資格名だけではなく、レース中に自分と馬を安全に管理できることです。主に次の点が審査材料になります。[3][4]
- 異なるタイプの馬に乗り、状況に応じてコントロールできる騎乗力
- 馬の状態を観察し、ケアしながら長時間行動できる能力
- 大会に向けて十分なトレーニング時間と騎乗機会を確保できること
- 長距離を走り続けるための体力と回復力
- 遠隔地への旅行、キャンプ、アウトドア活動などの経験
- 困難な状況でもルールと馬の福祉を優先する判断力、粘り強さ、スポーツマンシップ
応募後は主催者が申請内容を確認し、通常はダービー経験者との電話面談へ進みます。必要に応じて騎乗写真や追加の照会先を求められることがあります。経験に不足がある場合でも、必要な訓練環境にアクセスでき、サドル上で十分な時間を積む具体的な意思を示せるかが見られます。
応募から出場までの流れ
- 大会と年度を選ぶ:公式サイトで募集中の開催回、日程、料金、空き状況を確認します。
- 応募フォームを送る:騎乗歴、現在の騎乗量、競技・野外経験、健康状態、身長・体重、応募動機などを回答します。
- 審査・電話面談を受ける:主催者が出場適性を確認します。追加資料や照会先を求められる場合があります。
- 承認後に契約・支払い:参加規約に同意し、案内された期限と方法で参加費を支払います。
- トレーニングと渡航準備:騎乗・体力トレーニング、装備、査証や入国手続き、航空券、保険を準備します。
- 事前手続きを完了:大会前のオンラインチェックイン、健康情報、保険証明などを期限までに提出し、現地の必須説明・訓練に参加します。
健康状態・保険・事前手続き
参加規約参加者は、自分が医学的に適格で、身体的にも大会へ参加できると保証します。これは主催者が事前に「健康合格」を認定する制度ではなく、参加者自身の保証です。健康上の情報は、主催者が通知する期限までに質問票などで開示する必要があり、未提出や重大な不申告は出場取り消しにつながり得ます。[1][2]
また、現在の規約では、大会初日の28日前までのオンラインチェックインと、大会初日の14日前までの保険証明提出が求められます。保険には少なくとも次の補償が必要です。
- 治療費
- 緊急移送・本国送還
- 個人賠償責任
- 死亡・後遺障害
補償内容が不十分、または証明を提出できない場合、主催者は参加を認めないことができます。開催国への入国条件や査証、予防接種なども、参加者が自分の国籍・旅程に合わせて確認する責任があります。
2027年の参加費
| 大会 | 2027年参加費 | 注意点 |
|---|---|---|
| モンゴルダービー | 19,000米ドル | 一括払い・分割払いの案内あり |
| ガウチョダービー | 18,500米ドル | 一括払い・分割払いの案内あり |
このほか、日本からの国際航空券、開催地までの移動、査証、旅行・競技対応保険、個人用の乗馬装備・サバイバル装備などが必要です。申込時は、公式ページに表示される最新価格、支払スケジュール、返金・譲渡条件を必ず確認してください。[7][8]
公開されていない審査基準
2026年7月23日時点の公式公開資料では、次のような一律の合格ラインは確認できませんでした。
- 最低騎乗年数
- 年間最低騎乗時間
- FEIなど特定競技団体の資格
- 完走必須のエンデュランス競技距離
- 最大年齢
- 合格に必要な体力テストの数値
- 選考の採点表や合格点
- ガウチョダービーの身長上限
「公開された数値基準がない」ことは、「経験や体力が不要」という意味ではありません。むしろ両大会とも、応募者ごとの実力、準備環境、野外適応力を総合的に審査する仕組みです。応募を考えるなら、現在の騎乗時間、乗った馬のタイプ、競技・長距離騎乗、馬のケア、キャンプ経験を具体的に説明できるよう整理しておくのが現実的です。
公式情報・参照先
- The Equestrianists「Mongol Derby 2027 Participant Contract」
https://equestrianists.com/api/adventures/751/contract?entity_id=2 - The Equestrianists「Gaucho Derby 2027 Participant Contract」
https://equestrianists.com/api/adventures/744/contract?entity_id=2 - The Equestrianists「Mongol Derby: More Details」
https://equestrianists.com/guides/mongol-derby-more-details/ - The Equestrianists「Gaucho Derby: More Details」
https://equestrianists.com/guides/gaucho-derby-more-details/ - The Equestrianists「Mongol Derby 2027 Application Form」
https://equestrianists.com/api/public/form/2/751 - The Equestrianists「Gaucho Derby 2027 Application Form」
https://equestrianists.com/api/public/form/2/744 - The Equestrianists「Mongol Derby」
https://equestrianists.com/mongol-derby - The Equestrianists「Gaucho Derby」
https://equestrianists.com/gaucho-derby
本記事は主催者The Equestrianistsの公式資料だけを参照しています。大会の条件・料金・規約は変更されることがあります。応募時には、対象年度の公式募集ページ、署名する参加規約、最新の参加者向け資料を照合してください。