JRA PONY RACING / GUIDE & RECORDS
子どもたちが、東京競馬場の芝を駆ける。
ポニーと呼吸を合わせ、中央競馬の舞台でゴールを目指す。全国ポニー競馬選手権「ジョッキーベイビーズ」は、競馬ファンには未来のジョッキーを見つける楽しみを、子育て世代には一人の子どもが積み重ねてきた練習と成長を見守る喜びをくれる大会です。
2026年7月19日更新最新開催済み:第15回(2025年)
01ジョッキーベイビーズとは
JRAが2009年に始めた、乗馬に励む子どもの全国ポニー競馬選手権です。決勝は例年秋、東京競馬場の最終レース終了後に、芝ホームストレッチの直線400メートルで行われます。2026年の第16回は10月11日(日)に予定されています。
- 2026年決勝
- 10月11日(日)
- 会場・距離
- 東京競馬場・芝直線400m
- 出場資格
- 小学4年生〜中学1年生
- 決勝出場
- 全国7地区から8人
地区予選から決勝まで
2026年は北海道、東北・新潟、関東、中部、関西、九州、沖縄の7地区。関東から2人、ほかの地区から各1人、計8人が決勝へ進みます。決勝で騎乗するのはJRA所属のポニーです。
- 開催発表例年、春にJRAが日程を案内
- 地区へ応募居住地に対応する要項を確認
- 代表選考初夏から夏に各地区で実施
- 東京決勝秋、8人が芝400mで競う
選び方は実走レースだけではありません。騎乗技術審査、ジムカーナ、直線走行など、地区ごとに内容が異なります。居住地、単独騎乗の技量、傷害保険、ポニーの持参・体高・予防接種といった条件も一律ではないため、参加を考える家庭は必ず当該地区の実施要項を確認してください。
02イベントの目的と背景
第1回は2009年11月、東京競馬場で開かれました。JRAは2018事業年度の報告書で、本大会を「乗馬に取り組む子供たちの目標となる大会」と位置づけています。2026事業年度の計画でも「次世代育成」の施策に置かれており、幼少期から馬への理解を深め、馬に携わる仕事の魅力を伝えることが公式資料から読み取れます。
大観衆の前で馬を御し、初めて組むポニーと力を合わせ、全国の仲間と競う。順位以上に、安全に走らせ、ゴール後に自分で止め、馬をいたわるところまでが大切な経験です。子どもにとって目標になる大会をつくることは、地域の乗馬活動を支え、将来の馬産業の担い手との接点を育てることにもつながります。
養成課程ではありません。
ジョッキーベイビーズ自体は、騎手免許につながる採用試験や養成課程ではありません。JRAが騎手志望者向けに行うジュニアユース、競馬学校とは別の事業です。それでも、出場経験者から中央・地方のプロ騎手が育っていることは、この舞台が一つの原点になり得ることを物語っています。
03歴代の決勝レース結果
第1回から最新の開催済み大会まで、優勝者と騎乗ポニーをJRA公式結果で確認しました。2020年は大会中止。2021年は「第12回」として告知されたものの決勝が中止となり、2022年の開催も公式上「第12回」です。
全17件を表示しています。
| 年・回 | 優勝者 | 騎乗ポニー | 公式結果 |
|---|---|---|---|
| 2009(第1回) | 木村拓己 | ピース | JRA・PDF |
| 2010(第2回) | 渡邉亮介 | グッピー | JRA・PDF |
| 2011(第3回) | 石井李佳 | さくら | JRA・PDF |
| 2012(第4回) | 小林勝太 | ユキノヒビキ | JRA・PDF |
| 2013(第5回) | 斎藤新 | ユキノヒビキ | JRA |
| 2014(第6回) | 角田大和 | ハショウボーイ | JRA |
| 2015(第7回) | 大池崚馬 | 栗姫 | JRA |
| 2016(第8回) | 上薄龍旺 | ハショウボーイ | JRA |
| 2017(第9回) | 加藤雄真 | 栗姫 | JRA |
| 2018(第10回) | 木村暁琉 | ヒメ | JRA |
| 2019(第11回) | 佐野遥久 | ツクモビジン | JRA |
| 2020 | 大会中止 | ― | JRA |
| 2021(第12回) | 決勝中止 | ― | JRA |
| 2022(第12回) | 松浦太志 | ホタル | JRA |
| 2023(第13回) | 川田純煌 | ツクモビジン | JRA |
| 2024(第14回) | 梅澤怜士 | ホタル | JRA |
| 2025(第15回) | 八嶋駿吏 | ユリ | JRA |
2019年は台風による東京競馬中止のため、当初の10月13日から14日に順延。2026年の第16回は未開催のため、優勝者と騎乗ポニーはまだ決まっていません。
04ここから羽ばたいたプロ騎手
JRA・NARに統一された「全出場経験者の進路一覧」はありません。そのため、ここでは出場歴とプロ入りを一次情報で確認できた主な例を紹介します。地区予選だけの出場も「出場経験」に含めています。
斎藤 新
2013年決勝優勝
菅原 明良
2013年決勝4着
今村 聖奈
2015年関西地区決定戦3着
永島 まなみ
2015年関西地区決定戦4着
小林 勝太
2012年決勝優勝
角田 大和
2014年決勝優勝
永井 孝典
2011年決勝出場
兵庫・2017年デビュー。2023年園田FCスプリントで重賞初制覇。
加藤 雄真
2017年決勝優勝
佐野 遥久
2019年決勝優勝
GIジョッキーから地方競馬の若手まで、歩み方は一つではありません。決勝で勝てなかった子もプロになっている事実は、順位だけでは測れない大会の価値を教えてくれます。
05観戦・応募方法と今後の展望
観戦するには
2026年決勝は10月11日、東京競馬の最終レース後です。通常の東京競馬場入場で観戦する形ですが、同日の個別入場方法は調査時点で未発表で、決勝専用券の一次情報も確認できませんでした。
JRAでは通常、指定席または入場券のネット予約、当日現金入場券を案内していますが、混雑日は当日発売がない場合があります。15歳未満は入場無料。ただし入場制限日にはネット購入した20歳以上の同伴が必要となる場合があり、小学生以上が指定席エリアを使うには指定席が必要です。直前に東京競馬場の入場案内を確認しましょう。
出場を目指すには
全国一括応募ではなく、JRAの地区別ページから居住地域の要項を確認し、各主催者へ申し込みます。2026年は7月19日時点ですでに選考済み、または締切済みの地区があります。今からの参加可否は各窓口への確認が必要です。
翌年以降を目指す家庭は、春の開催発表を待ちながら、乗馬クラブなどで安全な単独騎乗、直進、停止を身につけ、保険やポニーの条件を早めに相談するとよいでしょう。
全国の乗馬活動に目標をつくり、子どもと馬の接点を育て、その先にプロも生まれる。勝者だけでなく、ポニーをいたわり、緊張の中で挑戦する全員に拍手を送りたい大会です。
06参考資料
- JRA「ジョッキーベイビーズ」年別公式アーカイブ
- JRA「第16回ジョッキーベイビーズ」大会概要
- JRA「第16回」地区代表決定戦・選考会
- JRA 2026事業年度事業計画書(PDF)
- JRA 2018事業年度事業報告書(PDF)
- JRAのあゆみ
- JRA 騎手になるには
- JRA 東京競馬開催日の入場方法
- JRA 競馬場入場券の購入方法
歴代結果は第3節の各年リンク、騎手の出場歴・実績は第4節の各人物リンクも参照。本文はJRA、NAR、川崎競馬の公式情報だけで照合し、未成年者については各団体が公表した大会情報の範囲に限定しています。